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[読書メモ] チルドレン 伊坂幸太郎  


チルドレン
伊坂 幸太郎
講談社 ( 2004-05-21 )
ISBN: 9784062124423
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

伊坂幸太郎の代表作。
シンプルで面白いし、カッコいい。




適当でいいんだよ、適当で。人の人生にそこまで責任持てるかよ(P65)

まったくその通りだ。
私はこの『適当』という言葉が大好きで、実際にもよく使う。
この言葉には二つの意味があって、一つは「頑張り過ぎない」ということと、もう一つは「力を抜きすぎない」ということ。
つまり、「ちょうどいい」ということ。
このちょうどいいという概念が大好きで、数学的な記号で表すならまさに「=(イコール)」。
そういう、ぴったりとはまった感じって、高い満足感が得られます。


原因やきっかけがどうあれ、不自然な言葉遣いを続けていると、人間関係はおかしくなる。(P77)

人間関係は言葉を反映する。
例えば、彼女とケンカをしたりすると、きゅうに敬語を使われることがある。
一瞬、ドキってするけれど、怒っているんだなと分かる。
そういう不自然な言葉遣いを続けていると、本当に関係性まで壊れてしまうんじゃないかと、ヒヤヒヤすることがある。
昔、「ぽっかぽか」ってドラマがあって、そこに登場する一家の幼稚園生ぐらいの女の子が、両親と変な敬語で会話をしていて稚拙で可愛かったが、ずっと続くようなら、現代の『家族』という関係性ではいられなくなってしまうだろう。
ニワトリと卵の関係のように、どちらが先という問題ではないが、人間の関係性は外的要因・内的要因、双方から影響を受けるのだろう。


「いいか、これだけは言っておくけどな、俺は生まれてこの方、ダサかったことなんて一度もないんだよ」(P204)

かっこいい!!
こういう言葉は、挫折を知らない男が言うとかっこ悪いが、問題を乗り越えた男が言うとカッコいい。
外見的な問題はさておいて、自分でダサいと思うような生き方はしたくないものである。


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[読書メモ] 赤塚不二夫のおコトバ  



天才バカボンは20代以上のものにとっては、非常になじみの深いアニメだろう。
赤塚不二夫の描くキャラクターは、いつも楽天的だった。
天才バカボンはギャグばかりが先行するけれど、実は温かい作品だった。




悪友とは自分の秩序のある日常生活をぶちこわしにやってくる友のことだ。(P8)

悪友っていいよね。

頭のいいヤツは、わかりやすく話す、頭の悪いヤツほど、難しく話すんだよ。(P11)

頭いいぶるのはやめよう。

一流ってのは、本気で意見を言えるヤツ。世間に対して、はっきり何でも言える人間。本気で自分の思ったことを言えるヤツが一流なんだ。(P23)

一流って難しいね。

いばるヤツにロクなヤツはいない。(P26)

偉い人ほど腰が低いもんだ。

最後に辻褄があってりゃ、何やってもいいんだよ。(P118)

辻褄を合わせる気が本当にあったんだろうか?

自分がいつも一番下だと思っていればいいの。そうすれば、人のそういうことがよく頭に入ってくるの。(P129)

謙虚っていうことは大切なことだ。

もっと、真面目にふざけなさいよ。(P230)

哲学的だね。




挿絵がもっとたくさん入ると良かったかもしれない。


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[書評] レキシントンの幽霊   村上春樹  

レキシントンの幽霊 (文春文庫)レキシントンの幽霊 (文春文庫)
(1999/10)
村上 春樹

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古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現われた緑色の獣のかわいそうな運命。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極などへ行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議な世界。楽しく、そして底無しの怖さを秘めた七つの短編を収録。



もともと、村上春樹氏の作品はたくさん読んでいるので、これも前に読んだことがあったのかもしれない。
でも、読んだときに、また面白さを感じられたのだから、それはそれでいい。

読んだときの状況によって、言葉の意味って変わる気がする。
今読んで、印象に残ったところが、一年後に読んで、印象に残る保証はない。
たぶん変わっていくのだろう。

印象に残った言葉。

人はあらゆるものに勝つわけにはいかないんです。人はいつか必ず負けます。大事なのはその深みを理解することなのです。


ある種の人間には深みというものが決定的に欠如しているのです。


過去からくるものなんだ。未来から来るものじゃない。それは君を束縛したりしない。君が夢を束縛しているんだ。わかるかい?


「いちばん辛いのは、怖いことなんだよ。実際の痛みよりは、やってくるかもしれない痛みを想像する方がずっと嫌だし、怖いんだ。そういうのってわかる?」


何がわたしの心の琴線にふれたのかは、分からない。
こういった文章が、わたしにとって何を意味しているのかも分からない。
それでも、何かがハッキリと存在していることはわかる。

人間、自分のことがいちばん分からないって、天才バカボンの本官さんが言っていたっけ。

0307


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