[読書メモ] チルドレン 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎の代表作。
シンプルで面白いし、カッコいい。
まったくその通りだ。適当でいいんだよ、適当で。人の人生にそこまで責任持てるかよ(P65)
私はこの『適当』という言葉が大好きで、実際にもよく使う。
この言葉には二つの意味があって、一つは「頑張り過ぎない」ということと、もう一つは「力を抜きすぎない」ということ。
つまり、「ちょうどいい」ということ。
このちょうどいいという概念が大好きで、数学的な記号で表すならまさに「=(イコール)」。
そういう、ぴったりとはまった感じって、高い満足感が得られます。
人間関係は言葉を反映する。原因やきっかけがどうあれ、不自然な言葉遣いを続けていると、人間関係はおかしくなる。(P77)
例えば、彼女とケンカをしたりすると、きゅうに敬語を使われることがある。
一瞬、ドキってするけれど、怒っているんだなと分かる。
そういう不自然な言葉遣いを続けていると、本当に関係性まで壊れてしまうんじゃないかと、ヒヤヒヤすることがある。
昔、「ぽっかぽか」ってドラマがあって、そこに登場する一家の幼稚園生ぐらいの女の子が、両親と変な敬語で会話をしていて稚拙で可愛かったが、ずっと続くようなら、現代の『家族』という関係性ではいられなくなってしまうだろう。
ニワトリと卵の関係のように、どちらが先という問題ではないが、人間の関係性は外的要因・内的要因、双方から影響を受けるのだろう。
かっこいい!!「いいか、これだけは言っておくけどな、俺は生まれてこの方、ダサかったことなんて一度もないんだよ」(P204)
こういう言葉は、挫折を知らない男が言うとかっこ悪いが、問題を乗り越えた男が言うとカッコいい。
外見的な問題はさておいて、自分でダサいと思うような生き方はしたくないものである。
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