[読書メモ] 国のない男 カート・ヴォネガット
カート・ヴォネガットの小説を最後まで読めたことはない。
完全なるジャケット買い。
ユーモアは恐れに対するカウンター。ユーモアというのは、いってみれば恐怖に対する生理的な反応なんだと思う。フロイトによれば、ユーモアは欲求不満に対する反応のひとつらしい。(P14)
人間が本当にピンチになった時に何をするだろうか?
ドラマや映画のように、呆然とするということはあまりない。
ニヤついたり、キョロキョロしたりするのが普通なのではないだろうか。
カウンターとは、意識してするものではない。
たぶん宮田君もそう思っているはず。
悪いニュースならいくらでも、毎日、腐るほどある。そう、神ではなく悪魔がこの地球を創造し、「ろくでもない人類」というやつを創造したのだ。
もし嘘だと思うなら、朝刊を読めばいい。どの新聞でもいい。いつの新聞でもいい。(P120)
マーク・トウェインのようにペシミスト的である。
人間の性善説なんてものはウソだと思う。
本当に自然に善を目指すような生き物ならば、学校で道徳を教える必要はない。
本当は人の不幸が大好きなことは、ニュースを見ればすぐに分かる。
テレビは視聴率の向上を目指すのだから、人が本当に見たいものを選択し、限られた時間内に放送している。
本当に人の幸福が大好きなら、ニュースはハッピーなニュースばかりなはずだ。
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