[読書メモ] 『縁』というファクタ チーズバーガーズ〈1〉 ボブ グリーン
コラムというものは、エッセイとは少し違う。
コラムとは結局何もないのだ。
無用の用というものが、人生には必要だ。
必要というよりも、本質だろう。
人生には、目的なんてなく、本質的に無なのだ。
何もない人生だから、何かを付け加えることができるのだろう。
現実逃避というと、なんだか逃げているように感じるかもしれないが、それが『夢』だったり『将来』だったりする。人はだれでも自分なりのやりかたで現実を逃避する。できれば本当だと認めたくないことから目をさらす自分なりの方法をもっている。(P35)
確かに現実ではない。
しかし、長い人生において、現実だけをみて合理的に生活することに意味があるようには思えない。
日本車のような人生よりは、アメ車のような人生のほうが楽しいのではないだろうか?
ブームというものは、狙って起こせるものなのだろうか?彼は時代の流れを冷静に見抜いていた。若者たちが欲しがるものを売って金に変えてはいたが、同時にきわめて醒めた目でそれを見つめていた。(P194)
電通の人なんかは、もちろん狙っているのかもしれない。
ブームの過熱が強烈であればあるほど、冷めていくのも早い。
熱伝導率と同じように考えるれるかもしれない。
熱伝導率=熱拡散率x定圧比熱容量x密度である。
ブームにおいて、本人が操作できるのは『密度』くらいなものだろう。
つまり、ブームの後に残れるか否かは、『密度』を操作できる客観性にあるのかもしれない。
メリル・ストリープの言葉である。だからわたしの考えかたは、どんな仕事でも、その仕事の範囲内でよりいいものにする努力をしたほうがいいっていうことにつきるの。(P273)
メリル・ストリープといえば、『クレイマー、クレイマー』だろうか、それとも『永久に美しく…』、『プラダを着た悪魔』、色々ある。
俳優という仕事で輝き続けることは難しいことは、やってみなくてもわかる。
ベストをつくしていても、売れない人は売れないし、売れる人は売れる。
これはたぶん『縁』だと思う。
縁のない人は売れないし、縁のある人は売れる。
掛け算のようなもので、成果=努力x縁である。
これもブームと同じで、自分で操作できるのは『努力』だけである。
だから、「ついてない」と嘆くのは馬鹿げている。
そもそも自分で操作できないのだから。
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