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121004 時間を節約することで、人生の楽しさまで節約していた! 読書メモ 『モモ』  

 

Momo. 3 CDs


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 最近、時間の節約が大ブームです。

時短テクニックやライフハックなどと呼ばれていることもあります。

しかし、時間の節約は一体誰のためなのでしょう? もちろん、自分のためだと思ってやっていると思いますが、本当にそうなのでしょうか?

では、その節約した時間はあなたのためになっているのでしょうか?

節約した時間でワクワクするような体験や経験、幸福と感じるような時間を過ごせているのでしょうか?

せかせかと人生を過ごし、「時間がない!」、「忙しい!」と感じているあなたにこそ読んで欲しい本です。

あなたの時間は、本当は、灰色の時間泥棒たちに盗まれているのかもしれませんよ!





「これであなたは、時間貯蓄組合の新しい会員になられたわけです。あなたはいまや、ほんとうに現代的、進歩的な人間のなかまに入られたのです、フージーさん。おめでとう!」

「モモ」P99



時間泥棒はあなたの時間を貯蓄という形で盗んでいきます。

しかし、あなたには時間泥棒にあったという記憶すら残っていません。ただただ時間を節約しなくてはいけないという感情だけが残ります。

あなたも、せかせか忙しく働いていませんか?

だとしたら、すでに時間泥棒に時間を盗まれ続けているのかもしれません。



けれども、現実はこれとはまるっきりちがいました。たしかに時間貯蓄家たちは、あの円形劇場あとのちかくに住む人たちより、いい服装はしていました。お金もよけいにかせぎましたし、つかうのもよけいです。けれども、ふきげんな、くたびれた、おこりっぽい顔をして、とげとげしい目つきでした。

「モモ」P103



時間貯蓄家たちは、日々の生活が楽しいものではなくなりました。

それは、いつも時間を節約しなくてはいけないと思っているからです。

時間を節約して、効率良く働いて、たくさんお金を稼ごうとしているからです。

その結果、たくさんお金を稼いでも、生活は彩りを失っていきました



時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとはしませんでした。

「モモ」P106



生活を豊かにしようと思ってはじめた時間の節約が、逆に日々の生活を冷たいものに変えていたのです

あなたにとって、時間と生活、一体どちらの方が大切なのでしょうか?




この本はミヒャエル・エンデの児童書ですが、たぶん大人のほうが意味がわかると思います。

子どもにとっては、時間は無限にあるものだからです。

むしろ、時間節約家の大人達のほうが、読んだほうがいい本です。

特に、子どもがいても、仕事で帰ってくるのは深夜、一緒に夕食や朝食も取れないような親は読んだほうがいいともいます。

子どもと時間を共有せずに、お金だけ与えているような親を、子どもがどう思っているかがよく分かる本です。

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