パパの育児日記 ホーム » 読書メモ »140513 精神科医は腹の底で何を考えているか 春日武彦

140513 精神科医は腹の底で何を考えているか 春日武彦  

 


医師が診察の心情と言うよりは、著者がどう感じながら医療に従事しているかというもので、あんまり医療の難しい話は出てこない。

私も薬剤師として薬局で調剤業務をしているわけだが、何も考えずに、患者のために、仕事を献身的にこなしてるわけではない。

言う言わないは別にして、色々なことを考えながら仕事をしている。だれで、どんな仕事でもそうだろう。

むやみやたらと薬を出す医師もいれば、スマートな処方を書く医師もいる。もちろん、アホなミスを繰り返す医師や、知らない薬をMRの言いなりになって、処方してくる医師もいる。

一方で患者も同じ。やたらと検査をしたがる患者。やたらと薬を飲みたがる患者。せっかちな患者。客は神様だと思っている患者。

言わないだけで、イライラしたり、ムカついたり、バカにしたりはしている。

医療情報の開示については、私は筆者の意見に近い。なんでもかんでも患者に説明しても、意味がないばかりではなく有害なこともあると思っている。
仕事だから最低限の説明はしているが、日本の医療制度に対していい方向に進んでいるとは思っていない。

現行のシステムの殆がアメリカの真似事だが、医療と裁判制度はアメリカの真似をしても、日本人の気質には合わないのではないなと思っている。

医療システムは、そのルールを作っている官僚が現場を知らないから、毎回の医療制度の改定で改悪されていく。

ジェネリック医薬品も、お薬手帳も馬鹿げたシステムだと思っている。患者にこんなことは言えないが……。

生活習慣病と言っておきながら、生活習慣の改善はほとんど手付かずて、薬だけを垂れ流している。

患者の家で余っている薬を有効活用したいのなら、せめて処方日数を減らすぐらいは患者の自由にさせてもいいだろう。

現代医療の問題点は、決定する知識のない患者に、医療の選択を迫り、自分で管理できる残薬の管理すら患者にさせないという、ちぐはぐな姿勢にあるのだろう。
関連記事

category: 読書メモ

thread: 読んだ本の紹介

janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://tieno.blog79.fc2.com/tb.php/1709-f68795de
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

読書中

RSSフィード

メールフォーム

フリーエリア

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ全記事表示

ベストセラー

買って良かったもの

最近のお気に入り

読了本

▲ Pagetop