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[書評]性格   宮城 音弥  

性格 (1960年)性格 (1960年)
(1960)
宮城 音弥

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もう、50年ちかく前に書かれた本だから、現在の心理学がからはかけ離れたものかもしれないが、心理学から、手相・人相学・筆相学などのオカルト的なものにまで精力的に書かれている。
こんなに、内容の濃い新書は、久しぶりに読んだ。


内因性精神病には、精神分裂病、躁鬱病、テンカンの三種あるが、これによって正常人の気質を研究することは、はたして可能であろうか。この種の精神病者の心理とふつうの人間の心理が、完全に質の違ったものならば、病理法は用いえぬはずである。


抽象的な物事を考える場合、極端な例から考えるというのは、鉄則であると思う。

それぞれを、内因性精神病の3つの極として三角形を形成し、その内側に『普通の人』の性格を分類するというものである。病理に至っていないもを気質としている。

分裂気質

1 非社交的、内気、キマジメ、変わりもの
2 神経質で気が小さく、恥かしがり、興奮性
3 従順で、お人よしで、鈍感


躁鬱質

1 社交的、親切、善良、温和
2 陽気、活発でユーモアに富む、熱烈
3 陰気、もの静か、不活発、気が弱い


テンカン質

1 かたい人間、物に熱中する、きちょうめん、序列を好む
2 精神的テンポがおそい、迂遠冗長でまわりくどく、人に対しては、ていねいすぎるほどていねいで、いんぎん
3 興奮すると夢中になる、怒りやすい


どの分類にも二面性がある。常に、『綱引き』をしている状態だと考えてもらえると、分かりやすいかもしれない。
これら3つを、生まれつきの性格と定義している理由は、これらの極である病気が、先天的な要素が強いからである。
性格は、「生まれつきのもの」と「生まれた後のもの」が掛け算のようになって、生じると著者は考えている。
コレからさらに、後天的なものへと進むんだけれど、キリがないのでこの辺で。

性格を類型するというのが、著者の大前提の考え方である。
人間の性格を、数種類の性格に分類することは不可能と考える方もいるだろうが、類型は学問の本質であるいじょう、コレは避けられない。
すなわち、物事を細分化するのではなく、まとめるということが学問であるとされている。
オーロラと雷の本質が電子であるように、物事の本質をダイナミックにとらえることが、大切なんだと思う。

0304


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