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[書評] どきどきフェノメノン   森 博嗣  

どきどきフェノメノン    A phenomenon among students (角川文庫 (も20-1))どきどきフェノメノン A phenomenon among students (角川文庫 (も20-1))
(2008/04/25)
森 博嗣

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「そのあと、必ずやってくる少々嫌な思いを経て、そして、その後の安定した無秩序へと還っていくのです。これは、すなわちエントロピィを増大させる自然の秩序への反抗ではないでしょうか?」


世間では、森氏は理系の作家として認識されている。
理系・文系の違いがあるとするなら、どこなのか?
書いていることは、他の作家さんと変わりない。他愛のない複雑系のラヴストーリィだった。
話の展開としては、野島伸司脚本の「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」に近い。
タッキー、窪塚、フカキョン、内山理名という布陣のあれである。

こういう小説を読むと、いつも「ねじれの位置」を思い出す。

ねじれの位置(ねじれのいち)とは、空間内の2本の直線が平行でなく、かつ、交わっていないとき、つまり同一平面に乗れないときの、2直線の位置関係のことである。これは、例えば立体交差に見られる。


恋愛ものは、典型的に二つのパターンに分けられる。

ひとつは、ロミオとジュリエット・パターン
恋愛は障害が大きいほど燃えるという、あれである。
あれというのも、あれですが…。

そして残りをグワっとまとめて、複雑系パターン
とにかく、恋愛対象が決まっていないモヤモヤしているやつ。

パターンを一般化するあたりが理系なのだろうか?
じゃあ、文系はその逆で細分化するのだろうか?
まあ、場所が研究室・工場とかなら、理系というくくりになるんだろうね、小説の場合。


小説としては、直球のラブ・ストーりィですね。
あんまりに甘くて、胸焼けするんじゃないかと思うくらいです。
ミステリィのふりをした恋愛ものでも、恋愛もののふりをしたミステリィでもありません。
好きな人は、好きなんじゃないのというぐらいの作品。
正直、自分の担当教授がこんなの書いてたら、ちょっと、キモイね…。


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