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映画で作るナショナリズム‐[映画評] ナショナル・トレジャー2  

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(2008/06/04)
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ちょっと前にナショナリズム教育の話がでた、そのときは教育現場から批難ごうごうだった。
日本は戦争の経緯もあって、『国』というものに自虐的である。
一方、アメリカは何もそこまでと言うくらいナショナリズムが高揚している。これはいったいなぜなのか?
わたしは、映画による刷り込みにあると思う。

アメリカ人のナショナリズム
この映画には、大して重要じゃない役だけど、大統領がでてくる。
もちろん映画の大統領だから、ダンディでカッコイイ。
アメリカ人のナショナリズムは、映画で形作られていると、わたしは信じている。
だから、アメリカ人のナショナリズムは少し異常だ。日本人のわたしから見ると『異常』に感じる。
グローバル・スタンダードはアメリカ基準だから、どっちがより標準的なのか自信がない。
とにかくアメリカ人のナショナリズムは、日本人のそれとは違う。
まず、アメリカ人は国旗が大好きだ。
確かに日本の日の丸よりも、アメリカの星条旗の方がカッコいい。
日の丸は少しデザインコンセプトが見えにくく、分かりづらい。
丸が円満、赤が愛国心、白が美しい心。抽象的である。
対照的に星条旗は分かり易い。
星は州の数を、ボーダーは独立当時の入植地の数を表している。具体的である。
「分かりやすさ」は重要なことで、誰にでも浸透させたいなら、誰にでもわかるようにしなくてはならない。
そもそもアメリカは移民の国だから、民族をよりどころにしている我々とは違って、多民族に共通のナショナリズムを浸透するためには、『教育』が重要になってくる。
教育するためには、分かりやすい方がいいに決まっている。

国旗・国歌の刷り込み
ハリウッド映画は、けっこうアメリカ万歳的な映画が多い。こういうのを観て実際アメリカ人がナショナリズムを刺激されて鼻息を荒くしているのかどうかは知らないが、国旗の掲揚シーンなんかが多いのは事実である。
これを日本にして考えてみてください。
例えば、海猿の映画版。
感動的シーンで盛り上がっているところに、日本の国旗がひらひらしてても、多くの日本人は、「?」ってなるだけ。ちょっと首をかしげるだけでしょう。。
国旗がひらひらしていて盛り上がれるという感情は、戦後世代にはない。
別に日本に生まれてよかったと思うけれど、ナショナリズムというほどの概念がない。
だから、卒業式で君が代がどうとか言っている教師のニュースをみても、アホじゃねーのとしか思わない。
きっと何か信念があるんだろうけれど、過剰反応しすぎだろうとしか思えない。
確かに、ワールドカップで国歌が流れて、カズさんが胸に手を当てているシーンには、すごく感動した。
でもあれは、ナショナリズムで感動したわけではなくて、カズさんに感動したわけで、カズさんのカリスマ性にしびれたんだよね。
でも、人間って学習する生き物だから、映画の感動シーンに国旗・国歌が毎回使用してあれば、梅干を観たときに唾液が出るみたいに、国旗・国歌を見ただけで感動するようになる。
何度も刷り込むことが大切。
そう考えると、オリンピックの表彰式で国旗と国歌を使う意味も分かる。

大統領はカッコよくなきゃ
大統領選挙の予備選であれだけ盛り上がれるアメリカ人ってスゲーなあと、感心してしまう。
ただ単に、大統領選に出る人を選ぶ選挙。まだあれで前段階である。
もちろん、盛り上がるのが上手い国民性というのもあるけれど、教育の賜物だ。
日本政府はもっと上手く、国民を操る必要がある。
例えば、ハリウッド映画に出てくる大統領はカッコイイ。これもイメージ戦略だ。
「エアーフォース・ワン」に出てくる大統領はハリソン・フォードでテロリストと戦うし、「インデペンデンス・デイ」に出てくる大統領なんて戦闘機で宇宙人と戦っちゃうからね。
日本の総理大臣では考えられない。危機におろおろするというイメージしかない。
とにかく、日本の総理大臣は結構なお歳だから、宇宙人と戦うことは無理だし、たぶんそういう危機的状況でも、知らずにゴルフをやっているか、知って逃げるかである。
国の危機に対して立ち向かうというイメージはない。
絵になる総理大臣なんて、日本にはいない。
ないないと嘆いていてはダメだ。ないなら作ればいい。
国家プロジェクトとして、黒澤明監督にかっこいい総理大臣の映画を作ってもらうべきだった。
今、キムタクが総理大臣をやっている。あのドラマは見ていないのでわからないが、いいものだったら、映画化して毎年正月に放送すればいい。
カッコいい総理大臣を登場させる映画・ドラマには助成金を出せばいい。逆はやったらダメだけど、これくらいなら許されると思うのですが、いかがでしょう?
地道な努力が大切です。
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ミズタマ。 #- | URL
2008/06/19 15:56 | edit

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