パパの育児日記 ホーム » 読書メモ »仕事で自己実現なんて、ウソ‐[書評] 誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

仕事で自己実現なんて、ウソ‐[書評] 誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国  


誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国
シルヴァーノ・アゴスティ
マガジンハウス ( 2008-06-26 )
ISBN: 9784838718887
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

先に断っておきます。この話は寓話です。キルギシアなんて国は実在しません。
仕事に対する考え方を、日本人は改めたほうがいいと思う。
仕事で自己実現なんて経営者側の詭弁だから。

この星での人生はたったの一度きりで、その機会は一度逃すと二度と取り戻せないんだっていうことをみんな忘れてたんですよ。

人生から、時間を搾取してくもの、それれは仕事である。
そもそも、みんな8時間労働というのが、気にくわない。
わたしなんかは、一人身で、出不精だから、ほとんどお金を使わない。
そういう人間が、家族もちの方々と同じように働いて同じ給料をもらっても、ハッキリ言って、使い道がないのである。
そういう余った金が、本来は経済を回していくべきなんだろうけれど、必要ないものには、やっぱり金を使いたくないんだよね。
結局、25~28万円ぐらい稼いでも、毎月使うのは6万円ぐらい、多くて10万円ぐらい。
そうなると、「こんなに働く必要ないんじゃないの?」という考えが自然発生してくる。
しかし、会社に所属しているいじょう、毎週5日、出勤しなくてはならない。
日雇い労働が、不安で怖いと共産党の宣伝カーでは、今日も言っていたけれど、終身雇用も怖いんですぜ。
週休二日、8時間労働ではなくて、もっと自由に働きたいと思う。
「それって、バイトじゃね」と思うかもしれないけれど、バイトは………。
バイトはダメだって文章を書こうかと思ったけれど、ダメな理由が見つからないので、今後、再考してみる必要がある。これは、価値の転換かもしれない。
管理なんてものは、パソコンの登場で以前よりは格段に手間が省けたわけだから、もっと一人一人に合った働き方があるんじゃないだろうか?


休暇の時期になると、何百万もの人々が楽しむことを強要される。

休みが少ないから、まとまった休みが出来ると、遊ばないといけないという強迫観念を持っている人がいる。
私の上司は、休みに遊ばないと「損」をした気分になると言う。
そもそも損得勘定で計るものではない。
これもやはり、週休二日、8時間労働の弊害だろう。
働く時間が長すぎる。労働時間を減らし、労働機会を増やせば、一人一人の労働負担も減って、みんなそれぞれに、社会の役に立っているような気分になれるだろう。
そもそも、日本人は労働を美化し過ぎなのだ。
この点は、西欧の「労働は神様からの罰」的な考え方の方が、的確に状況を捉えていると思う。
「労働時間を減らしたら、金がなくて食っていけないのでは?」と考えたはなたは、早計である。
物の値段があんなに高いのは、この本によれば、広告費らしい。
広告を制限すれば、物の値段は下がるのだ。
今の時代、わざわざ宣伝してくれなくても、調べようと思えば、調べられる時代になった。
インターネットによって、情報の流通性は格段に向上した。
児童ポルノを規制するなら、先に広告を規制したほうがいい。


私たちの国では、満場一致でないとどんな案も実行には移さないのよ。

この本を読んでいて、「バカか?」と思ったのはココである。
満場一致は、ありえない。
いくら理想郷であろうとも、ありえない。
生きているいじょう、利害がぶつかるものである。自然環境とはそういうものだ。
いくら理想社会であろうとも、ここまで現実を無視されたら、ついていけなくなる。
満場一致は理想であるが、現実的な問題には時間の制限がある。
納得いくまで話し合うとことは、不可能なのだ。
だから、議会制民主主義ができた。もっと時間的に猶予がないなら、独裁というのが自然な流れになる。
「キルギシア」では、「行政を行なう政府」と「改革を行なう政府」とがあるとされている。
本来の政治が機能していれば、現実世界でも、それぞれを与党・野党が担うはずであるが、そうもならないのが現状である。
もっと野党がんばれよ。無駄に税金使いやがって。


「理想だから」という言葉で、思考を限定し、それ以上議論をしないのは、愚かである。
本当に、ユートピアを望むのなら、そこにいたるように試行錯誤を続けるのが、本来の姿なのではないだろうか?


関連
[書評] 「世逃げ」のすすめ    ひろ さちや
関連記事

category: 読書メモ

thread: 読んだ本

janre: 本・雑誌

tag: 人生  仕事  時間  理想  社会  政治 
tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://tieno.blog79.fc2.com/tb.php/320-609dab4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

読書中

RSSフィード

メールフォーム

フリーエリア

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ全記事表示

ベストセラー

買って良かったもの

最近のお気に入り

読了本

▲ Pagetop