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[読書メモ] 勝つために戦え! 押井 守  


勝つために戦え!
押井 守
エンターブレイン ( 2006-03-04 )
ISBN: 9784757726680
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

押井守ってあの暗そうな人ね。テレビにもたまに出ているから観たことある人もいると思う。
スカイ・クロラの映画版の監督。
自筆のエッセイではなく、話していることを書き起こしたもの。
こういう理屈をこね回す人は、本人はしゃべっていて楽しいと思うけれど聞く方は本当に大変だよね。
リアルでこういう人がいたら基本的に近寄らないことにしている。
でも、本なら読まないかぎり話は続かないから、「話がなげーよ!」と思うこともない。
いいメディアである。




メディアの上では、アニメもスポーツも所詮キャラ萌えだと。(P8)

メディアによって編集されたものは現実とは違うと認識していないといけない。
キャラクタの強い方が勝つというのもメディアのおかげである。
政治的な話をすると、はっきり言って民主党はキャラ立ちが弱い。自民党の方がキャラとして強いんだよね。
だからニュースにもなるし、テレビにもたくさん出られる。

自分にとっての勝利以外、あとはみんな余禄なんだよ。世間的な評価は全部おまけ。でもそのおまけが人を幻惑するんだよ。(P26)

自分の人生の価値は自分で決めた方がいい。
世間の勝利条件が、自分の勝利条件と一致しないこともある。

○○のために勝つんだ、という動機があるのは、勝敗論的には実はダメなんだよ。その時点で勝負自体に負ける構造を含むから。“勝つため”ということ自体が自己目的化している場合は勝敗論的に非常に有利になる。(P98)

勝負の目的が勝つことなら話しは早い。

そもそも実人生の勝負に勝つなんて事自体が、僕に言わせると幻想なんだよ。勝ち組みも負け組みもない。何故なら自分の人生の勝敗っていうのは自分でルールを決めなくちゃいけないから。(P101)

勝ち組・負け組みってようは、金もちと貧乏を言い換えただけでしょ。
みんなが金持ちになれるわけがないよね。

ゴダールが何の賞を取ったか? 映画史においてゴダールが持つ意味は巨大なんだよ、ゴダール以前と以降しかないんだから。(P118)

ゴダールの作品って観たことないなあ。
映画の何を勝利条件としているのかをうかがえる言葉である。
少なくともこの人の映像における勝利条件は興行収入ではないだろう。

昔から好きな言葉があってさ『二階の厄介息子の席を奪うな』と。変わり者とか、変人とか呼ばれている人間に席を用意するのが、やっぱり進歩した社会の絶対条件なんだよ。(P138)

それくらいの余裕がなくてどうする!
ある程度の安全余裕度というのは何においても必要だと思う。

現実をみつめて生きる方が、イメージの嘘を信じたフリをしてプレッシャーの中で生きるよりよっぽど楽しいよ。(P173)

アニメという虚像を作り出している人のいう言葉だから面白い。
現実を正しく見れるようなるのはいつか? 腹が出て髪が抜けるあたりからか?




総合評価★★★★

勝利条件は自分で決めるのだから、本質的に勝敗は主観でしかない。
「試合に負けて、勝負に勝った!」ってヤツ。
試合ってゆう客観もあるわけだけどね。

挿絵を描いているのが、西尾鉄也さんていう人で、挿絵と話とが全然関係ないことのほうが多いです。

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