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[読書メモ] 脳内恋愛のすすめ 本田透  


脳内恋愛のすすめ
本田 透
角川学芸出版 ( 2007-12 )
ISBN: 9784046211521
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

本田 透氏の、恋愛を憎む対象として書かれた本。
恋愛できない人は、読んだ方がいい。
気質的にせよ機能的にせよ、理由は色々あると思う。
気分は紛れます。




セックスのない恋愛はなく、またセックスさえあればそれを恋愛と呼んでも差し支えない。(P15)

まるで恋愛=セックスかのような考え方だが、コレは少し違うと思う。
イメージとしては、恋愛の中のプレイの一部として、セックスがある。
だから、当然、恋愛しているセックスレスもあると思う。
恋愛感情のないセックスもあるけど。
いわゆる、数学の和集合みたいなイメージ。

「恋愛」-「セックス」-「結婚」-「子育て」というラインから「結婚」-「子育て」が切り離されてしまい、「恋愛」-「セックス」というラインだけが独立して稼動するようになってしまったのだ。(P50)

恋愛と結婚は関係性が違う。
正直に考えると、約20年間もの期間を子育てに消費するのは、嫌だ。
子供が好きとか嫌いとか、そういう問題ではない。もちろん子供は嫌いだが。
20年間もの時間と金とを、不確定要素の多すぎる『子供』に費やすのは嫌だ。
だって、子供なんて、どんな奴が生まれて、育つのかわからないからね。
宝くじのような趣がある。
「無責任じゃないと、親になんかなれない」みたいなセリフが、『ブラックジャックによろしく』にあったような気がする。

セックスは女が男に売りつける高額商品と化したのだ。故に男は、多額の謝礼を「贅沢」という形で女に支払うことによって、やっとセックスさせてもらえるようになった。(P72)

だから、付き合った場合のセックスまでたどり着く試算と風俗の値段とを、比較するようなコピペが出回る。
実際、セックスだけをしたかったら、ソープに行った方が割安でしょう。ある程度、選べるし。

現代は資本主義社会であるので、例えば労働しない人間は差別される。(P123)

労働というよりは、金のない人間が差別されるのではないか。
勝ち組・負け組みという言葉も、金持ちと貧乏を言い換えただけだし。

一人のパートナーとの恋愛感情などすぐに廃れるし、性欲も(たぶん)無くなってしまうのだが、信者たちはそのような現実から目を背け、「人は恋愛によってのみ全き者になれる、恋愛しなければ人間とはいえない」と信じ続けているのだ。(P134)

妻とのセックスには、昔勝ったAVのような懐かしさがあるという話もある。
愛情というよりは、愛着に近い感情になるのだろう。

「恋愛しなければ現代人にあらず」という迷信は、「サバンナでライオンと闘ったら大人になれる」というような呪術的風習と何ら変わりがないのだ。(P136)

恋愛が幸せに通じているなんていうのは嘘だ。
幸せってなんだ?

世界には悪と偽善の二種類しかない。悪とは非共感であり、偽善とは同情である。善など、どこにもない。(P180)

たまに、カッコいいことも書くんだよね。
24時間テレビを偽善だと言って、責めるのは簡単だ。
もちろん、偽善に感動するのは馬鹿げている。
しかし、偽善的行動すらとれない人間は、社会性を失っている。
主観で救いたいヤツだけ救えばいいんだよ。難しく広げるから、ややこしくなる。
人間は主観で動いているのだから。
悪と偽善ならば、偽善を選ぶ人間の方が、カッコいいから。




総合評価★★★

「恋愛は脳内で処理されているのだから、脳内恋愛でも変わんないんじゃね」というのが、著者の主張だが、現時点では、バーチャルとリアルとの差が激しすぎて「全然同じじゃねーよ」というのが感想です。
もっともっと技術が進めば、仮想現実が現実として機能していた「マトリックス」のように、バーチャルとリアルとの差がなくなり、どっちでもよくなるかもしれない。
「バーチャルとリアルを区別する必要はない」みたいなことをホーキンスも言っていたよね。
でも、現時点では差が圧倒的にあるんだから、その差を認めるべきなんだと思う。


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