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[読書メモ] 凡人として生きるということ 押井 守  


凡人として生きるということ
押井 守
幻冬舎 ( 2008-07 )
ISBN: 9784344980891
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

スカイクロラを観て全然面白くなくても、意味がよく分からなくても、気にする必要はまったくない。
分からないものを、わからないと言えるということは健全だ。
正直、この人の作品は、自己満足のような要素が強くて、大衆向きではない。
私も良いんだか悪いんだかよく分からない。
文章の方がまだ、分かりやすい。




しかし今や、当初の意図はすっかり忘れ去られ、誰もコントロールしないうちにデマだけが自立して、あたかも宇宙の真理でもあるかのように信じられるようになってしまった。独裁者のいない独裁国家のようなもので、デマゴーグなきデマゴギーは始末が悪い。(P14)

意図がなく形として続いてしまっていることは多い。

自分の個性やセンスを証明する手段として、大量生産品の靴や服を得意気に身にまとっている。だが、本来それは、個性やセンスとはまったく次元の異なるものであり、若者は自分が単なる消費者に堕していることさえ気づいていない。(P17)

若者をだましてお金を巻き上げるのが大人だ!

むしろ日常の失敗で言えば、若者の失敗より、オヤジの失敗の方がはるかに許されるはずだ。(P30)

新人の失敗が許されると思ったら大間違いだよ。
実際、新人の方が怒る人がたくさんいる分、たくさん怒られるんだから。
トップが失敗したって誰も責められない。

あなたは何も捨てていないようで、実は大きなものを捨てている。少なくとも、何も選択しないうちは、何も始まらない。(P62)

哲学とは、人生の生き方だ!
たとえ選択において何も選ばなかったとしても、それは「何も選ばない」ということを選択したことになる。

それでも僕は勝負に出る。なぜか。実は、勝負を諦めた時こそが、勝負に負ける時だと知っているからだ。(P72)

安西先生理論だ!
スラムダンク知ってんのかな。

「友人は手段」という言い方は、「友情は美しい」というより、ずっと冷たく聞こえるかもしれない。でも、そう割り切ってしまえば、別に友達がいようがいまいが、そんなことは気にならなくなる。(P131)

友達ってなんなんだろう?
損得勘定抜きの関係性なんてものは存在しないと思う。

経済的側面から言えば、恋愛も擬似恋愛もたいした違いはない。金を流通させさえすれば、社会はそれで成り立つ部分があるからだ。(P144)

まさに本田氏の「恋愛資本主義」ではないか。




まあ、結局はおっさんの独り言か。
文章なら読む気も起こるけど、コレを飲み会とかで延々と聞かされたらたまらないね。
考え方としては、ユニークで面白いと思います。


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