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100417 復習 パーキンソン症候群の治療法  

 
パーキンソン症候群とは、パーキンソン病とバーキンソン病様症状をきたすものとの総称です。


ジェームズ・パーキンソンによって提唱されたので、パーキンソン病というらしいです。

幅広い年齢で発症する病気ですが、高齢になるほど発症率・有病率は上昇します。
進行性の病気で、特定疾患受給の対象となっています。


症状としては、主に4つあります。
震え、筋固縮、動作緩慢、姿勢反射障害です。


病気の原因としては、脳の黒質というところが変成してしまって、伝達物質であるドパミンがうまく出なくなります。
結果、ドパミンが線条体において不足となり、相対的にアセチルコリンとのバランスが崩れ、運動機能に障害が出てしまいます。

NHK「きょうの健康」でいい図があったので、参考にしてください。

きょうの健康 図 パーキンソン病


治療ですが、内科的治療と外科的治療があります。




内科的治療は、薬物療法になります。

レボドパとドパミンアゴニストとが大きな選択肢となります。
もちろん、2つとも併用する場合もあります。

レボドパとは、ドパミンを増やす薬です。
内から出るドパミンが少ないなら、外から入れればいいという発想ですね。

即効性がある反面、長期間の使用によりウェアリングオフ現象や不随意運動なのど問題がでてきます。
高齢者に使われることが多いです。

レボドパ単剤の製品(ドパストン、ドパゾール、ドパール)などは、血液中でレボドパ→ドパミンに変わってしまうので、血液脳関門(BBB)を通過しにくいという問題点があるので、処方量が減っています。

レボドパと脱炭酸酵素阻害薬(カルビドパ、ベンセラジド)との配合剤(ネオドパストン、メネシット、イーシー・ドパール、ネオドパゾール、マドパー)の処方が、一般的です。
レボドパのままBBBを通過できるので、より有効です。


ドパミンアゴニストとは、その名の通り、ドパミン受容体に作用する薬です。
ドパミンが足りないなら、ドパミンぽい形の薬で、無理やりスイッチを入れてしまおうという発想です。

作用時間が長く、ウェアリングオフ現象が少なくのが特徴です。
若い患者さんに多いです。

薬としては、麦角アルカロイドのペルマックス、カバサール、パーロデルと、非麦角アルカロイドのドミン、ビ・シフロールとに分けられます。
麦角アルカロイドで心臓弁膜症、非麦角アルカロイドで突発性睡眠が方向されています。


その他の補助的な薬

アマンタジン(シンメトレル)は、ドパミン作動性神経に作用して、ドパミンの放出量を増やします。歩行困難、不随意運動に対して。

塩酸セレギリン(エフピー)は、ドパミンを不活化するMAOBを阻害して、ドパミン量を増やします。ウェリングオフ現象に対して。

ドロキシドパ(ドプス)は、ノルアドレナリン系を増強し、すくみ足、起立性低血圧に対して。

抗コリン薬(アーテン、トレミン、パーキン、アキネトン、タスモリン、コリンホール、トリモール、ペントナ)は、震えに対して。

COMT阻害薬(コムタン)は、レボドパが代謝されてしまうのを防ぎます。ウェアリングオフに対して。

ゾニサミド(トレリーフ)は、元々てんかんの薬(エクセグラン)ですが、効果が認められています。


少し長くなってしまいましたが、パーキンソンで使う薬はほとんど網羅出来ていると思います。




外科的治療とは、手術です。

脳深部刺激療法と言って、脳に直接電流を流します。
ウェアリングオフ、不随意運動のコントロールが難しい患者さんに行うことが多いようです。

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